ワイヤレス体重計2018年04月02日 14時33分43秒

透析をしている母の体重(水分量)管理をするためにPICを使い受信器&記録機能を実現してみました
体重計は以下の物使いました。

Hashy SALUTE(サルート) ワイヤレス体重計 (PK) BH-2580

ワイヤレスといっても赤外線で体重が送信されているのでPICなどで受信して計算、表示を行えば簡単に実現できるかなっと考えました。

動作は次のようにしました。

① 前回の測定値をEEPROMに保存しておきます。
② 測定を行ったら前回の測定値と比較して500グラム以上体重が減っているときはドライウエイトとして記録します。
③ ②以外の場合はドライウエイトとの差を表示します。

普通の人は、常に尿を作っいて、それを定期的に体外に排出することで体重が一定に保たれていますが、透析をしている人は殆ど尿が出ないので、食べたり飲んだりしたものがそのまま体重として蓄積してしまいます。
それを人口透析の時に除水を行い増えた分を機械で体の外に取り出すことになるのです。
維持透析は週3回、1回4時間で行うので、際限なく除水を行うことができません。
例えば3,000ml(3kg)を除水すると一時的に血液の量が3,000ml少なくなるということになります。
人により大きく差がありますが、3,000を超えると血圧の低下や足のツリなのどの自覚症状がでます。
気持ちが悪くなったり、ひどい場合は意識不明に陥る場合もあります。

体重の管理はとても大事なのですが、これがなかなか上手く行きません!
医師や看護師さんからは食事指導などで専用をカップなどを使ってカウントし管理する方法を勧められるのですが、本人が記憶又は記録しないとイケないのでなかなか実践できません。

そこで、発想を変えて水分の摂取がイケないのではなくて体重が増えることがイケないのだから、体重の増減を見えるかすれば上手く行くのでは?っと思い立ち試してみることにしました。
体重が増える要因は水分摂取だけではなく食事あるわけですから、こまめに体重を測り増減を知れば「~を食べるとこのくらい体重がふえる!」、「排便すると体重が減る!」なんてことを自覚できるわけです。

今年80歳になる母ですが居間に体重計を置き、乗るだけでどのくらい増えたかを表示してくれるので、体重のコントロールがかなり良くなりました。
これから、夏に向けて水分摂取が多くなりますからどこまで維持できるかは分かりませんが今の所順調です。

作ったものの写真など追加追加していきたいと思います

ブログをこちらに引っ越しました。 少し記事を追加しました。